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シゴトのこと

部下がやる気になるリーダー論

こんにちは!ゆうころです。

私はアパレル会社でスーパーバイザーになる前、数年店長をしていました。

トルソーが20体あるような大きなお店で、スタッフは11人。

下は18歳から、最年長は30歳までを仕切る当時25歳の私。

なかなか大変でしたが、当時の直属の上司に今まで見てきたお店で一番良い店だと言ってもらえました。

その上司はお手本にするほど素晴らしい方で、私が店長になる前にいたお店の店長は反面教師にするほど最低な店長でした。

お手本と、反面教師、それを経験して自分で試行錯誤して見つけたリーダー論を本日はご紹介します。

  • 信頼を築く
  • 完璧なリーダーを演じない
  • リーダーが”何もすることがない”がうまくいっている証拠

この3点を掘り下げます。

信頼を築く

部下の話を聞く

まずは自分の意見を押し付けるのではなく、部下の話を聞きます。

ミーティングでも自分が話すよりは話してもらう感じです。

月1で全員とミーティングの時間を取っていました。回数を重ねるごとに、やりにくいスタッフがいる事、あのスタッフと相性が悪い、そういったネガティブな相談を恐らく店長に一番しづらいと思うのですが、一番相談を受けていたように思います。

一番驚いたのは、「お店で2番手のスタッフが私の文句を言っている。店長のことが好きだからもう聞きたくない。」とアルバイトのスタッフに相談されたことです。

一応私も人間だから、直接的過ぎて傷つく…と思いながらも、そんな言いにくいことを話してくれた嬉しさの方が勝っていました。

実際に2番手とはそういった声が上がっていると直接話をしましたが、言っていませんの一点張り。他にも出来てないことが多すぎて、人事に相談し、他のお店に異動になりました。

こうしてお店の雰囲気を壊すような人はどんどん排除されていくシステムが構築されていきます。

自分から距離を縮めるけど、一定の線は引く

”リーダーのお気に入り”というスタッフが必ずいたりします。

そういったスタッフは疎ましく思われ、だんだん空気が悪くなります。なので、必ずどのスタッフとも同じ距離を保つように心がけていました。

私は全スタッフのあだ名をつけて親しみを込めて呼びます。もちろんお店の営業が終わってからです。

愛を込めてあだ名をつけます。後輩たちもそのあだ名に”さん”をつけたりして読んでいました。

私自身も、”店長”と呼ばれるのはちょっと寂しかったので、”ゆう店長”と呼んでもらっていました。

そして、プライベートでの付き合いも偏ってはいけません。

なので、私からご飯に誘うことは一切しませんでした。上司から誘われたら断れないですし、私が部下だったら行きたくなくても行かないといけない。と思うと嫌だったからです。

ただ、逆に誘われたら、絶対にOKを出していました。

上司を誘うってなかなかないですよね。勇気を出して誘って断られたら二度と誘えません。

なので、誘われたらどんなにしんどくても行っていました。

信頼関係が築けているからこそ響く叱咤

理不尽に上司から怒られて、自分の思っていることも言えず、不満だけが残って結局何を怒られたのかわからない…みたいなことありませんか?

私は平社員時代は、これの連続でした。

「いつもニコニコしていて、何考えてるかわかんないからムカつくんだよね。」

と突然店長から言われて、それでもヘラヘラ笑っていた昔の自分を今の私が抱きしめてあげたいです。

自分の感情だけで怒ったり、評価を変えるような店長の下で2年も働いてよく壊れなかったなと思います。

なので、その店長から学んだことは、”あの人みたいな店長には絶対ならない”ということだけでした。

やっぱり信頼関係が築けているから、注意したり、怒ったりしても響くのであって”あんたに言われたくないわ”と思われていたら終わりです。

また、注意の仕方も感情に任せて怒鳴ってしまったり、一方的に言い続けたりしても何の改善にもなりません。

どうしてこうしようと思ったのか、結果についてどう思うのかを向き合って聞いてあげるべきです。

怒鳴るほど怒るようなミスって実はほとんど存在しません。

やり方を勘違いしていたり、良かれと思ってやったことが結果的に間違っていただけなんです。

確認不足で起きたミスはどうすれば次にミスしないかを一緒に考えればいいんです。

感情に任せて怒ることに何の意味もメリットもありません。

完璧なリーダーを演じない

やっている仕事を公開する

何でも出来て完璧!さすが、店長!そう思われないといけないと思っているリーダーは多いはずです。

だってリーダーになれるような人ですから、人一倍まじめで、責任感があって。そうゆう人が求められますよね。

店長としての仕事は細々したことがたくさんありました。

売り場に立たずにやらないといけないデスクワークも多かったです。

会議の資料作りや、シフトの作成、翌週のディスプレイを考えて提出…などなど。

ただ、こんな仕事があるというのは部下は知りません。

知らなくていい仕事なのですが、何も言わずにバックヤードで作業していたら”店長はずっと何やってるんだろ?いいな売り場に立たなくて”という気持ちが湧いています。

なので、私は必ずみんなと違う作業をするときは作業内容を明確に伝えていました。

後、時間もです。30分会議の資料作りでバックヤードにいますね。と。

そうすることでモヤモヤした疑問はなくなり、”その間売り場はお任せください!”という気持ちになってくれていました。

店長が一番頑張らない

店長が一番犠牲になって残業したり、タイトなシフトだったり。これはあるあるですよね。

ある程度は仕方ないですが、やりすぎは禁物です。

店長になったら大変そう…思わせてしまったら負けです。

”店長みたいになりたい”と思ってもらわないと下が育ちません。

なのでほとんど定時で帰り、自分だけ残るということは一切しませんでした。

そしてシフトも平等に。がモットーでした。

かなり作るのが大変でしたが、シフトが一番文句が出ますよね。なので誰かが不利有利ということにならないようにシフトを組んでいました。

”何もすることがない”がうまくいっている証拠

自分が苦手な分野は部下を頼る

みんなの得意不得意を見分ける力をつけます。

そして、得意分野に振り分けて生産性を上げます。

愛想が良くて営業トークがうまいスタッフ、表向きは少し暗いけど、人のフォローがうまい。細かい作業が得意。などなど。

自分の役割が与えられると存在価値が上がって、やりがいを感じられ、やる気が出ます。

全スタッフが担当を持てば、頼って頼られての関係が成り立ちますから、私にしかできない!という気持ちで頑張れます。

なので、私はこの分担制度にしてからやることがなくなりました。

店で一番手が空いているフリーのスタッフです。

なので、お客様対応もすぐに出来ますし、電話応対も出来ます。

お客さんから呼ばれたらすぐに私が駆けつける。こういったポジションにつけて、お店の売れ行きや客の流れを見ることが出来ました。

新人教育はしない

新人の教育は2番手3番手の仕事にしていました。

師弟関係のような、親子のような関係を築いてもらうのが目標でした。

なので、私は新人スタッフを怒ったり、指導することはしませんでした。

店長から怒られると委縮してしまい、本来伝えたいことが伝わらないと思ったのと、

2番手3番手を教える立場として育てたかったからです。

なので、気になるところは教育係に伝え、指導してもらっていました。

それが改善されているかどうかは教育係次第。そういったところを私はみるようにしていました。

教育係が何回指導しても直らないスタッフには、最終的に私が話をします。

ラスボス的な存在でしょうか。店長が直接話をするってなったらヤバイ。と思わせて直すようにしていました。

そして、指導法をおさらいして新人スタッフとも、教育係とも指導しました。

まとめ

今振り返るとよく頑張っていたな…としみじみ思うのですが、リーダーになるということは本当に大変です。

一人ひとりと向き合って、個性を理解していくことが大切だと思います。

自分の価値観を押し付けないで柔軟に話を聞くということは、リーダーでなくても大切なことだと思います。

一人で完結する仕事もありますが、ほとんどはたくさんの人が関わって成り立っている仕事ばかりです。

一人一人を大切に出来る職場を作りたいですよね。

この記事で、リーダーの方たちのしんどさが少しでも和らげば嬉しいです。